ハゲをネタにしない。
#ハゲ
昨日、友達とランチしてて、なんとなく髪を触ったら、地肌なのにツルツルだった。
あれー、もしかしたらーと思って、悲しくて、行けるはずだったジムにも行けず、とりあえず評判のカプチーノを飲んだ。美味しかった。どんな味だったかはあまり覚えたいので、また行く。
帰ってお家の三面鏡で確認したら、たしかにハゲであった。きれいな。まだ1円サイズくらいのハゲ。いや、5円かな。5円ハゲ。
悲しみに耐えられなくて、とりあえず家族に自慢した。見てーここハゲてるの、可哀想じゃない?労災かなぁ。なんて言ってみて涙が出そうになる。
もういいんですよ。転職も決めて、ちょっと退職パワハラあるくらいで、あと2週間の我慢ですから。ストレスだったんだなぁ、やっぱ体もそれなりには悲鳴だったんだなぁくらいでいいんです。だから、過去はどうでもいいんです。
でも思うのは、ハゲという事実が、そこに髪が生えていないという事実が、本当に悲しい。
もしここに一生髪が生えてこなかったらどうしよう。5円ハゲが500円ハゲになったらどうしよう。5円ハゲが10個できて合計50円ハゲになっちゃったらどうしよう。ハゲがあるから好きな人にフラれたらどうしよう。
って。こんなに悲しいだなんて。
だから私は、養毛剤を使う父を意味がないだなんて中傷したりももうしないし、ハゲをネタにしたりしない。おじさんたちは笑いに変えて少しでもポジティブになろうとしているだけなのかもしれないと、気づいたから。
ということで、これを見てくれたお友達は、無理して働く前にいろんな道があることを考えて欲しいなぁと思う。
ああ、それと、好きな人は宮本慎也くらいしかいないので、あいつハゲてるけどいい奴だよってだれか紹介してくれたら、あっという間に髪の毛ボーボーかもしれない。
※ハゲてるのは宮本慎也じゃありません、私です。