前髪カットについて
#前髪カット
#私の脳内
前髪を切った。むしゃくしゃしてやった。通りがかりだった。予約は、昼休みにスマホアプリで行なった。長い付き合いの美容師様に申し訳ないと思っている。
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初めて、前髪カットというものをしてきた。髪が伸びるのが異常に長い私が、ずーっと気になっていた前髪カットというシステム。
私のこのよく伸びた前髪は、もはや前髪なのだろうか、前髪の定義とは何か、「お客様のこの髪は前髪では無いので、追加料金いただきますね」と言われても全く気にしないけれど、あなたと私で前髪に関する認識が違っていたことが辛い。何より、前髪カットだから500円の労働対価なのに、もはや前髪なのだろうかという前髪カットに対して払う、あなたへの労働対価が500円なのは申し訳ない。
・前髪カット(自信あり)500円
・よく伸びた前髪カット(自覚あり)1000円
にしてはどうか。
そんなことをずっと考えていた。でも、考えている間に前髪はどんどん伸びていくのだ。
だから、前髪の定義がわからなくなるほど、前髪は伸びていき、さらに前髪の定義がわからなくなり、前髪カットに行けなかった。
でもある日、この話を2人の幼馴染にしたら、
それは前髪だ、たしかに長いけど前髪だ、切ってやろうかと言われた。前髪としての自身の芽生えだった。
今日、前髪カットにやっと行けた。
美容師さんに、「500円だから、また2週間後くらいにきてくださいね〜」と言われた。やはり、あなたにとってこの前髪は、度が過ぎた前髪だったのだろうか。
そうなのだ、前髪カットは、そもそも美容室に行く頻度が多い人が、さらに細かい頻度で前髪のことを思って、利用するシステムなのだ。ということに気づく。