玉子サンドイッチ
世界がすごいことになっている。
コロナになって、身近な誰かが死んだらどうしようとも思うけど、今日もどこかでたくさんの誰かが亡くなっている。コロナじゃなくても。
経済も不安しかない。
友達に会えなくて悲しい。
こんなときだからこそ、誰かと繋がっていたくなる。1人で生きてるんじゃないんだって思いたい。
そんなことを考えながら、行きつけの喫茶店で、バナナジュースを飲んでいる。
転職して4か月。新しい職場のビルには昔から行きつけの玉子サンドがとても美味しい喫茶店があって、面接の時から歓喜の舞だった。けど、今日で職場も移転。
お昼休みのオアシスだったこのお店と、店員さんと、美味しいサンドイッチ、ホットケーキには、週末に会いに来るしかない。やっと最近、常連認定されたのになぁ(笑)
まぁ、元に戻るだけなのだが。
前の職場のオアシスのマスターは元気だろうか。シナモントーストが食べたい。というか、マスターに会いたい。
居場所を変えるたびに、居場所を作ってしまう習性のようで、その度に悲しくなってしまう。
移転先でも、居場所はできるだろうか。丸の内にオアシスなんてあるのだろうか。疑問だ。
最後のランチは玉子サンドイッチと決めていたのに、うちの部長が、さぁみんなで中華に行くよ!というものだから、私の願いもむなしく中華に行ったけど、いやいや虚しいなんてそんなことはなくて。
やっぱりこんなときだからこそ、みんなで食べるご飯は美味しかったりする。(中華は名店だった。早く教えて欲しかった。)
なんともない日常も、なんだかなぁな日常も、全部特別なんだなぁ。たしかに生きてる。